番外編:オーディオの不思議
今回は買取のエピソードではなく、オーディオについて詳しくない方へ向けたちょっとしたお話をご紹介。
そもそもなんでこんなにオーディオは高いの?
ハイファイに興味ある人なら、音響機器の値段にはあまり違和感を感じないと思いますがまったくこれらに興味のない人からすると、ボッタクリ値段のように見えてしかたがないと思います。
そもそも、なんでこんなにオーディオが高いのか?それには様々な事情があります。
最近の流れとしては、やはり人口が減っていることで出荷台数が少なく、それに合わせて使用されている高品質のパーツの単価が高くなっている為、それにつれて価格も高くなっているというケースが多くなっています。
また、それに合わせて輸入品については円安も影響している為、時期によって大幅に値上げされるということもあります。
また、家電のようにぽんぽん売れるものではないので、限られたニーズから高品質なものを生み出そうとするとどうしてもコストがかかってしまうという点が大きいです。
ただ、一時期このオーディオの独特な風習といいますか、これを利用して詐欺に近い商法を使って何も変哲のないRCAケーブルや電源ケーブルなどをさもすごいことをしているようなことを詠ってバカ高い金額で販売していたメーカーも存在していました。
いわゆるプラシーボ効果利用することで、結構こういったのも平気で世に出回っていたようです。
オーディオのドつぼにはまった人は、本当にお金に射止めなくつぎ込んでしまう人が多く、とにかく「音がよくなる」というフレーズは何者にも変えがたい魅力的な一言だったりするわけです。
その心理に目をつけた悪徳業者が、ほぼ催眠商法と同じ要領で粗悪なオーディオアクセサリー類を販売している時代もありました。今はそういった悪質なメーカーも少なくなり、比較的手の出しやすいお手ごろなオーディオも販売されているので、あまり知識のない人も騙されるということは少なくなり、また敷居が高いという変なイメージも払拭されてきています。